ビットコイン1,400万円割れ継続、12月FOMC据え置き観測。ETF資金流入復活、ストラテジー損益分岐点接近、国家採用が唯一のトリガー ──【11月23日暗号資産市場まとめ】

2025年11月23日、今週のビットコイン相場は1,400万円割れまで下落し、売られ過ぎでも反転しない展開となりました。bitbankアナリストは、NVIDIA好決算後も1,400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長したと分析。12月FOMC(米連邦公開市場委員会)での金利据え置き観測が強まっています。

一方、暗号資産ETFで資金流入が復活。ビットコイン、イーサリアム、ソラナのすべてのファンドが、ボラティリティと下落が続いた1週間の後に資金流入へと転じました。

本稿では、ビットコイン市況と12月FOMC据え置き観測、ETF資金流入復活、ストラテジー損益分岐点、国家レベル採用の重要性、その他の動向について解説します。

目次

ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMC据え置きが現実味 ── 1,400万円割れ継続で市場心理悪化

今週のビットコイン対円相場は1,400万円割れまで下落し、売られ過ぎの水準に達しても反転しない展開となりました。bitbankアナリストの寄稿によると、NVIDIA好決算後も1,400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長しています。

NVIDIA決算は市場予想を上回る好内容でしたが、一時的な反発に留まりました。その後発表された米雇用統計は強弱まちまちな内容で、労働市場の減速懸念と同時にインフレ圧力の継続も示唆される結果となりました。

この状況を受けて、12月FOMCでの金利据え置き観測が強まっています。市場では12月利下げ確率が30%台まで低下しており、金利が高止まりすることでビットコインなどリスク資産への逆風が続く見通しです。

ビットコインは技術的にも売られ過ぎの水準に達していますが、マクロ経済の不透明感から反転の兆しが見えません。デッドクロス確認や短期保有者の大規模損切りなど、弱気シグナルが点灯しています。

暗号資産ETF資金流入復活、BTC・ETH・SOL全て反発 ── 週末にかけて流れ転換

暗号資産の現物型ETFは週末にかけて反発を見せ、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのすべてのファンドが、ボラティリティと下落が続いた1週間の後に資金流入へと転じました。

ビットコインETFは2億3,800万ドル(約367億円)の純流入を記録し、11月の大規模流出から一転しました。イーサリアムETFも流出が止まり、ソラナETFは継続的な資金流入を維持しています。

この資金流入復活は、売られ過ぎからの反発を示唆する動きです。機関投資家が戦術的リバランスを完了し、底値で買い戻しに動いた可能性があります。ビットフィネックスのアナリストが指摘した「短期的なリバランス」が終了し、再び資金が戻り始めたと解釈できます。

ストラテジー保有資産が損益分岐点接近、18ヶ月後が試金石 ── 株価は昨年最高値から70%下落

ビットコイン価格暴落により、ストラテジーの普通株式が昨年の最高値から約70%下落する中、ストラテジーに対して清算を求める外部からの声が高まっています。同社の保有ビットコインの平均取得価格に近づいており、損益分岐点が意識される状況です。

ストラテジーは現在、約40万BTC以上を保有していますが、株価急落により株主からの圧力が強まっています。マイケル・セイラー会長は「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論していますが、市場の信頼回復が課題です。

重要な試金石は18ヶ月後とされています。ビットコイン価格が回復し、ストラテジーの戦略が正当化されるか、あるいは方針転換を余儀なくされるかの分岐点となります。

国家レベル採用が唯一のトリガー ── プロキャップCIO「一晩で15万ドル上昇も」

プロキャップ(ProCap)の最高投資責任者ジェフ・パク氏は、ビットコインが一晩で15万ドル(約2,310万円)上昇する唯一のトリガーは「国家レベルの採用」だと語りました。

国家レベルの採用とは、米国など主要国がビットコインを戦略的準備資産として正式に採用することを指します。これが実現すれば、他国も追随し、ビットコイン需要が爆発的に増加する可能性があります。

トランプ政権下でビットコイン準備金構想が議論されていますが、実現には時間がかかる見通しです。他国の動きが先行する可能性も指摘されています。

その他の重要動向 ── ソロマイナー成功、BITCOIN JAPAN 2025、日本DAT企業、BitMine配当

約120万分の1の確率でビットコインのソロマイナーがブロック報酬を単独獲得しました。金曜日、あるソロマイナーがブロック924569を単独で解き、3.146BTC(約26万6,000ドル、約4,100万円相当)を獲得する「ジャックポット」を達成しました。

11月23日、ビットコイン特化型国際カンファレンス「BITCOIN JAPAN 2025」が東京・四谷で開幕。初日はデベロッパー向けセッションが中心で、レジェンド開発者らが集結。明日は経済学者の成田悠輔氏が基調講演を行います。

日本のBTCトレジャリー企業はBTCを上回り続けています。税制がもたらす米DAT企業との違いが注目され、日本企業の優位性が分析されています。

BitMine(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)が業界初の配当実施を発表。イーサリアム蓄積・運用に特化した世界最大のDAT企業として、年間配当を実施します。

おわりに

今週のビットコイン相場は1,400万円割れが継続し、12月FOMC据え置き観測が市場心理を悪化させました。一方、週末にかけてETF資金流入が復活し、底打ちの可能性も示唆されています。

ストラテジーの損益分岐点接近、国家レベル採用の重要性、ソロマイナー成功、BITCOIN JAPAN 2025開幕など、多様な動きがありました。

暗号資産投資には価格変動リスクなど様々なリスクが伴います。投資判断は自己責任で行い、余裕資金の範囲内で慎重に検討してください。市場の変化を冷静に見守りましょう。

※暗号資産投資には価格変動リスク、流動性リスク、規制リスクなど様々なリスクが伴います。12月FOMC据え置き観測など、市場環境は不透明です。投資判断は必ずご自身の責任で行い、余裕資金の範囲内で慎重に検討してください。

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